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2013年1月8日火曜日

ジェイルブレークの近況:マルウェアは増えるのか?


 ※ この内容は、Mac 専用セキュリティソフトの老舗である フランス Intego 社のブログから転載されたものです。



 ここのところジェイルブレークに関する話題をよく見かけます。
しかも様々なモ バイルOSのジェイルブレークに関する情報が次々に登場しつつあるようです。
先日、Windows RTをジェイルブレークする方法が公開され、iOS 6.0.2の制限のないジェイルブレークの方法も近々登場するとの噂です。
その結果、ジェイルブレークされた端末の数が劇的に増えるものかどうか、注目が集まっています。

 これまでは、ジェイルブレークされた iOS 端末が世界中に何台あるかという情報がありませんでしたから、ジェイルブレークした iOS のユーザだけを狙う脅威の影響を推し量るのは困難でした。
しかし CodeProof の発表によれば、ジェ イルブレークした端末を使っているのは、iOS ユーザの 11% 以下だということです。
ジェイルブレークした端末のユーザの多く(16.29%)は iPhone を使っている一方、iPadユーザは 6.12% だけでした。
これは、モバイル端末の主な用途が通話である以上、より多くの携帯電話プロバイダを選択できる iPhone の自由度がより好まれることが一因であると想像されます。

 Windows RTの公開から3ヶ月弱で、この OS のユーザが署名のないアプリをインス トールできるようにジェイルブレークする技術が発表されました
初代 iPhone の発売が発表されてから最初のジェイルブレークまで数日しかかからなかったことを考えると、今回のWindows RTの 場合はかなり時間がかかっています。
この OS に関する一般的な興味が薄いため、 あるいは iOS に比べれば Windows RTに興味を持つユーザ数が少ないためにジェイルブレークを目指すハッカーの数も少ないのか、あるいは単に脆弱性を発見する のが困難なのかは明確ではありません。また iOS の場合のように、Windows RTで もジェイルブレークだけを狙うマルウェアが登場するかも興味深いところでしょう。

 現時点では、iOS 6 以降に対しては、制限付きのジェイルブレークしか存在しません。
しかし、iOS ハッカーが iOS の最新版 (6.0.2)を使い、自身のiPhone 5 で動作する制限のないジェ イルブレークに成功したと発表しました。
本当なのか、そしてそのバージョンが公開されるのか、また、公開されたとしてジェイルブレークするユーザの総数が増えるのか、さらにジェイルブレークが登場するまで iOS 6 にアップグレード しなかったユーザがアップグレードするのかなどはしばらく経たなければ分かりません。

 モバイル OS が市場で爆発的に増え、特に Windows の市場シェアを浸食しているこ とを考えると、マルウェアの世界にも変革が起きるかも知れません。
しかし、ここ数年で Android マルウェアは急増したのに、iOS マルウェアを書こうとするハッカーは少ないようです。
さて、Windows RTはマルウェアの標的になるでしょうか?
ジェイルブレークできるようになったら、その市場シェア大きさから iOS 6も標的になるでしょうか?

January 7th, 2013 by Lysa Myers

出典:Intego Security Blog
Twitter:@IntegoSecurity



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