※ この内容は、Mac 専用セキュリティソフトの老舗である フランス Intego 社のブログから転載されたものです。
iPhone の窃盗に関するニュースは、増え続ける一方のようです。
いくら警鐘を鳴らしても、 iOS 6 にパスコードバイパス問題がいくつもある現状では焼け石に水でしょうか。
多くの司法当局とセキュリティ専門家は、 Apple がこの流れを止める対策を施すことを期待しています。もちろん Apple だって何もしてないわけではありません。
iPhone の盗難に対抗する最初の大きな発表は、iOS 7 で公開される予定のアクティベーションロックです。
この機能では、泥棒が「 iPhone を探す」をオフにするか、端末を消去しようとしたとき、正しい iCloud パスワードが入力されるまで端末がロックされます。
これで盗まれた iPhone の魅力は薄まると思いますが、パスコードロックをバイパスされてしまえば、保存されている重要な情報が抜き取られるリスクがあります。
そこでサンフランシスコの地区検事長は、 Apple の iPhone 5 および Samsung の Galaxy S4 を含むスマートフォンのセキュリティ機能のアセスメントを組織しました。
Northern California Regional Intelligence Center の専門家は、用意された携帯電話に対して泥棒の立場で攻撃を加え、盗まれた携帯電話のセキュリティ機能を回避できるか試験することになります。こうしてバグが見つかれば、従来より素早く問題を特定して除去できると期待されます。
こうした専門家は、現在ベータ版である iOS 7 ではなく、現行の iOS を試すでしょうから、今後のバイパス問題を直接修正できるとは限りません。それでも、見つかったバイパス手法の一つ一つを Apple が試験していくことで、オペレーティングシステムの将来のバージョンで同種のバグが減ることが期待できます。
Posted on July 19th, 2013 by Lysa Myers
出典：Intego Security Blog
Twitter：@IntegoSecurity
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