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2013年9月30日月曜日

ChromeとSafariブラウザに影響する新たなランサムウェア

FBI-Ransomware
この7月に、ブラウザウインドウをロックし、FBIと称してロック解除したければ$300払えと脅す大量のポップアップウインドウを表示するSafariブラウザを標的にしたランサムウェアが報告されました。このランサムウェアは、ユーザのシステムに被害を与えませんでしたし、簡単に回避できました。この気に触るいたずらが再登場したのですが、今回は、SafariブラウザだけでなくChromeにも影響します。

それぞれのブラウザで、このランサムウェアを除去するには、いくつかの方法があります。

Google Chrome

Google Chromeの場合、次の2種類の方法のいずれかでChromeからこの脅威を除去することができます:
1. Terminalで新しいキャッシュディレクトリを作成
Terminalで次のコマンドを打ち込み、新しいキャッシュディレクトリを使ってChromeを開きます:
/Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome –disk-cache-dir=/tmp
続いて、Chromeを終了し、次のフォルダ内のファイルを削除します:
~/ライブラリ/Caches/Google/Chrome/Default/
2. Chromeの関連データを消去
次のURLを入力します:
chrome://settings/clearBrowserData
続いて、このランサムウェアに関連すると思われるすべてのデータを消去します。

Safari

Safariブラウザの場合、次の2種類の方法のいずれかでSafariからこの脅威を除去することができます:
1. Safariをリセット
Safariメニューから「Safariをリセット」を選びます。この方法でSafariは問題なく開くようになります。ただし、多くの履歴情報や保管されていたデータも消去されます。



2. 強制終了 + Shiftキーを押したままSafariを再起動
もう一つの方法は、Safariを再起動する際にShiftキーを押していることで、クラッシュ後にウインドウを開く機能を抑制するものです。
まず、Appleメニューから「強制終了」を選んでSafariを選ぶか、CommandキーとOptionキーとEscキーを押して同じダイアログを呼び出すことで、定石通りSafariを強制終了します。
次に、Shiftキーを押したままSafariを再起動することで、直前に開いていたウインドウを開くことなくSafariを再起動させます。

なお、このランサムウェアを見つけたら、さらに分析を行いたいと思いますので、ぜひ該当するファイルをsample@virusbarrier.comへ送ってください。

このような事件が起きると、悪人からデジタルライフを守るには、何層にも及ぶ複合的なセキュリティ対策が重要であることが分かります。Integoは、セキュリティの階層構造を構築するためのMac用のアンチウイルスとセキュリティソフトを提供しています。この戦略を採用することで、お使いのマシンがサイバー犯罪者にとって労力に見合わない(だから興味を持たれない)標的となります。 Intego Mac Premium Bundleのような最先端のセキュリティソリューションで、お使いのMacをマルウェア、ネットワーク攻撃、スパイウェアなどから守りましょう。

Posted on September 26th, 2013 by

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