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2013年6月12日水曜日

マルウェアの作者はオペレーティングシステムを気にしない


 ※ この内容は、Mac 専用セキュリティソフトの老舗である フランス Intego 社のブログから転載されたものです。

このブログの熱心な読者は、マルウェアの作者はデータにこそ興味があるのであり、そのデータがどの OS に 保管されているかを気にしないことをご承知でしょう。
さらに従来 Windows 用マルウェアを開発していたグループによって開発されたマルチプラットフォームのマルウェアによる脅威も増えています。
ちなみにマルチプラットフォームのマルウェアは、 Windows と Mac 、あるいはそれに Linux を加えた複数のオペレーティングシステムを標的にします。
さらに最近では、予想通り、 Windows マルウェアと似たような動作を行う Android マルウェアも登場しています。

マルウェアが複数のオペレーティングシステムを標的とし始めたのには、主に2つの要因があります。
最も重要なのは、Windows の市場シェアが急激に縮小している事実です。2番目は、この Windwos の縮小以前からある傾向ですが、コンピュータのユーザが OS 自体よりもウェブブラウザを使っている時間のが長くなっているということです。
さらに言えば、クラウドコンピューティングの登場で、どこからでも OS に関係なくデータにアクセスできることも一因です。

こうした OS の多様化は、マルウェア作者に困難な時代をもたらしました。1つの OS を標的にしたマルウェアが、世界中のコンピュータユーザの大半に影響した時代は終わったのです。
今や、以前と同じ数の標的を狙うには、いくつかの全く異なるプラットフォームで同様に動作するマルウェアを開発する必要があります。 そしてマルウェアでお金を稼ぎ続けるために、マルウェア作者もそんな困難に対応し始めています。

今や Java および Flash プラグインのおかげで、ウェブ上で動作するコンポーネントの多くは、主要なすべてのオペレーティングシステムで同様に動作します。マルウェア作者はこうしたプラグインの一つに脆弱性を見つければ、多くのユーザのシステムに気付かれずに侵入することができるのです。
侵入したら、バックエンドを設置して、その後は何でも好きなことができるようになります。最近のほとんどのマルウェアは、データの盗難を目的としています。そしてマルウェアコミュニティはソースコードの共有にも積極的なので、マルチプラットフォームのマルウェア開発のハードルはどんどん低くなっています。

「ポストPC」の世界では、多くの人がデータ保護に無頓着になっていくと予想されます。しかしマルウェア作者が、データの窃盗に興味を失うことはありません。
実際、彼らは、何年間もの Windows マルウェアの開発の経験を、精巧さと自らを隠す技術の進化のために他のオペレーティングシステムでも生かしています。お使いの端末が何であれ、データの保護を忘れてはいけません。

Posted on June 10th, 2013 by


出典:Intego Security Blog
Twitter:@IntegoSecurity



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